【曲全体の雰囲気】
今年の誕生日曲はどんな雰囲気にしようかな、と。
考え抜いた先に、
『どれだけ格好悪く思われても、泥だらけに汚れても前に向かって進んでいくような、
足が砂に埋もれても、みっともなく足掻きながらも、先へ進む。』
そんな曲にしたいと思いました。
当初、生みの親から失敗作と称されたKAITOがここまで皆に愛されるようになったのは、
仕事を選ばない(選べない)彼の、あるいはユーザーの方々のひたむきな活動有ればこそだよな、と。
泥だらけで前へ進む姿は、私は格好いいと思います。
みっともなく足掻きながらも、歩みを止めない姿は本当に格好いいと思う。
動画の主コメにも書いたとおり、『泥中之蓮』という言葉のイメージで作りました。
KAITOによく似合う言葉だと思います。私もこの言葉が好きです。
【歌詞解説】
解説するまでも無いかもしれませんが(笑)
2番Bメロで出てくる『先達人』は、失敗作と呼ばれたKAITOに反して、
成功作とされたミク、リンレン、そしてMEIKOです。
彼らの成功を超える勢いで、兄さんには頑張っていただきたいです。仕事を選ばずに。
そんな思いを込めて。
1番のAメロ『陽炎』、2番Aメロ『水の月』は『陽炎稲妻水の月』という言葉より。
掴みにくいものの例えとして、折り込みました。
1番Aメロは焦り苛立ち、2番Aメロでは胸に宿った僅かな希望、そんな感じで
胸の内にある感情の揺らぎや、変化を表したつもりです。
自らの感情は得てして掴みにくいものです。
タイトルの『蒼天歌』は、KAITOのイメージカラーである青色から。
それと、彷徨い歩いた先に晴れ渡る青空と出会えるように、という希望を込めて、です。
【曲のうだうだ】
実は当初、現サビがAメロ、現AメロがBメロ、現Bメロがサビでした。
が、しかし。
予想以上にAメロの旋律が気に入ってしまった為、急遽サビへ格上げしました。
サビなのにキーが低めなのは、その所為なのです。
結果的に、この編曲でよかったと思っています(笑)
今回は曲先行で作ったので、とにかく泥臭く、且つ力強く、を目指しました。
自分は基本的に、スローテンポで旋律が綺麗な曲が好きです。
今回はそんな嗜好に逆らって、泥臭くなってくれと足掻きました。
過去作では一番テンポが速いです。お陰で兄さんが苦しそうでした。
良く頑張ってくれた、兄さん。
曲のあとがきはこんな所でしょうか。
曲に込めた思いを書き綴ることが出来て、満足です。
KAITOとKAITO支援者の皆様のますますのご活躍と発展を祈念して。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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